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発明品の大惨事

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                          先輩は、カメラが嫌いです。


さて、前回のうちの発明王けいちゃん(72歳。2回の痔の大手術を乗越えました。)の続編です。



小学校6年生くらいの頃、クラスで”お菓子作り”がブームだった。
週末になると友人宅に集まり、クッキーやホットケーキを焼いていた。


が・そんな子供だまし(子供なのに?)なものを作るのに
飽きてしまったあたしは、お菓子といえば、ケーキでしょ!

そうでしょ。

と本を買い込みケーキを作ることにした。


でも、さすがにそこは、子供。

本の手順通りにやったにも関わらず、
単なる卵と砂糖と小麦粉の塊を生産してしまった。


解せぬ・・・・


と思っていたところに友人から
”おかぁさんが日曜日ケーキを焼くから一緒にやらない?”
という趣旨の誘いが・・・・・・


あら。何かしら、あたしってそういうラッキーが向こうからやってくるのね。


いくいく~!

と二つ返事で出かける。


そこん家のママンは、パンなんかも自分で焼くお料理ママンで
よく手作りおやつをごちそうになっていた。


もう、食い入るようにママンの作業を眺める。

卵をわりーの、粉をふるいーの
そこでママン何やら手にしたマシーンが・・・・


当時は、まだ珍しかった、”ハンドミキサー”だ。


がぁ~という音とともに
卵をかき混ぜると、あっという間に卵はボウルいっぱいに
ふくらんだ。



!?工エエェ(゚〇゚ ;)ェエエ工!?

もぉ、べっくり!



そして、粉を投入しーのやきーのクリームぬりーので
出来上がったケーキは

ちょーふぁふぁ!


早速、帰宅後、けいちゃんにミキサーの実力を熱弁。

そこは、子煩悩なけいちゃん早速リサーチ開始。

が、当時のハンドミキサーの価格は2万弱。
さすがに子供のおもちゃに与えるには高すぎる。


いそいろ考えたけいちゃん、ある日うれしそーに鉄製の
泡だて器の先のようなものを持って帰ってきた。


どうやら、友達のOさんに溶接してもらったらしい。


そして、自分の道具箱の中から電動ドリルの本体を取り出と
合体!


「ほら」

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・

はっ?

「泡だて器」

はぁぁぁぁ????

「これをはめて、ここのスイッチを押せばまわる。」


いや、いや、おかしいから
これ、子供の扱えるような機械じゃないから!

しかも、友人宅の泡だて器は2本ついてて
こんなごつい鉄製の棒じゃなかったし!


こぇーよ!


とは、思ったものの友人宅で目の当たりにした
泡だて器の実力とけいちゃんの嬉しそうな
顔を見ると試さないわけにはいかない。


その週の週末、早速試してみることに・・・


卵をわりーの砂糖をいれーの
ドリルに泡だて器(鉄製すごく重い)を装着しーので

スイッチオン

どどどどどどど~~~~~

ガッ

ガッシャァ~ン



吹き飛んだよね。
ボウル。

当たり前だよね。

プロ用のでかいドリルの前には
家庭用のボウルなんて無力だよね。


あとには、卵にまみれて呆然と立ち尽くすあたし・・・・・



こんなもんだよね。
うちの発明王。





あと、砂糖卵液の掃除

べっとべとでめちゃめちゃ大変だった。

by a-iro | 2013-02-03 19:55 | けいちゃんず